部屋を掃除していたら、10年位前に民事訴訟で訴えられた書類などが色々でてきた。
懐かしいので、訴えられたときにどう対処するのか?とか書いてみようと思います。
僕は民事裁判ってはじめてだったので、係争中はかなり焦りました。
弁護士を雇うとなると、めちゃくちゃお金がかかります。
民事裁判といっても単なる書類のやり取りがほとんどだし、懲役になるわけではありません。
何度も言いますが、大事なことは焦らないこと。
あと、絶対に放置してはいけません。
幸い、僕の兄が弁護士だったので外部で雇うことは免れたのですが
簡単なものでしたら、ほとんど自分でできることばかりです。
初めて訴えられて、どうしたらよいか分からない!って方は
僕の民事裁判を反面教師としてみながら、始まりから解決までみていってもらえれば幸いです。
【第1話】内容証明が届いた
ことの始まりは1通の内容証明郵便が届いたことから始まった。
見慣れない名前
○○○法律事務所
ん?!法律事務所?
訴えられたのか!?
内容はこうである。
あなたは、自らのブログや匿名掲示板2ちゃんねるにおいて
「他ソフトとの交換で○○○を譲渡する」などと
少なくとも1日1回あたりの無断複製および譲渡を行った。
よって、本ソフトウェア価格30000円(仮)
侵害行為によって○○○の小売価格に複製・譲渡回数を乗じた額
すなわち900万(仮)に相当する損害を被った。
これらを○月○日にまで入金してください。
遅れた場合には、法的措置に講じます。
とのこと。
始めは新手の詐欺かと思いました。
情報商材系はいくつか購入したことがあるので、インフォトップとかにも名前を登録していました。
しかし思い返してみれば一応、心当たりはありました(笑)
今から10年位前ですが、とある情報商材系の商材を2chなどの掲示板で匿名で交換している人がいっぱいいたんですね。
んで、僕も欲しいソフトがあったので2chを見ていたら
ちょうどそのソフトが落ちていたんですね。
んで、それを拾いました(笑)
拾う前に「僕も欲しいです」とメールアドレスを載せて書き込みをしちゃったんです。
しかし、1人だけ連絡はきたものの相手が欲しい商材がなかったので
交換には至らなかったんです。
時が過ぎて2chに残っていたメールアドレスをたどって
運が悪く、僕がターゲットとなってしまったものと思われます。
しかし、どうやって住所や名前がわかったのだろうか。
これが今になっても不思議。
プロバイダー契約しているのは親の名前だし、訴えられたのは自分の名前。
とりあえず、法律に詳しい弁護士の兄貴に相談することにした。
【第2話】兄と相談する。
時は2011年4月
とりあえず法律に詳しい弁護士の兄貴に相談する。
と言うことで無視する方向へ
内容証明は、お知らせとか警告とかの通知みたいなものなので
内容証明郵便がきた段階では法的効力はまだありません。
【第3話】訴状到達
2011年9月
郵便受けに不在票が入っていた。
普通なら特に気にすることもない不在票であるが
差出人の名前が「大阪地裁」となっていた。
裁判所からくる通知は特別送達というのだそうである。
すぐに配達してもらうように手配。
中を開けてみるとついに来てしまった
「訴状」である。
相手方、原告は株式会社○○○ 代表取締役 ○○○○
被告は、ボクの名前 としぞう(仮名)
損害賠償請求事件
これが実際にきた訴状↑
んで内容を確認してみると
よって、原告は、被告に対し上記不法行為に基づく損害賠償金としての一部請求として
金143万円
コレに付随する年5分の割合の民法うんたらかんたら遅滞損害金の支払いを求める
ようは、ボクが原告のソフトウェアを2ch等から入手し無断使用したことに腹が立っているみたい。
これはわかります。無断使用してごめんなさいw
だって2chに落ちていたんですもの・・・(-_-;)
ブログ上で不特定多数の人と交換し、1日あたり1回交換したとされる損害額900万に相当する損害を被った。
これはないです。
一度もあんたのソフトを交換しちゃいないよ
ブログ上でソフトウェアの名前を書いていたから、たぶんそれに引っかかってしまったのだろうか。
色々調べてみたが、金額が140万円以上からは地方裁判所になるらしい。
ソフト代価格だったら3万くらいで済むけど・・・・
だから、少額訴訟とか簡易裁判とかではなくいきなり地裁からはじまったのか・・・
まぁ、ボクが悪いんだけど900万ってものすごい言いがかりだなーと、感じた。
原告にものすごい銭ゲバ臭を感じた
こんなの払えるわけないでしょ。
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