ドリフトをやったことある、または走りこんでいるがドリフトはやったことがない等、経験豊富な方は
「その2」からスタートしてしまってもよいかと思います。
ここからはタイヤに気を使いましょう。1速と違い2速ですと、スピードがのりますので
フロントにはハイグリップを履き、ブレーキもガツンと利くものに変えてからやりましょう。
サイドドリフト
サイドブレーキを使ったきっかけ作りからリアを流しドリフト状態にもちこんでいく技である。
まず、サイドブレーキがきちんと利くかどうか確かめましょう。
利きの悪いサイドはこの技は使えません。
手っ取り早い確かめ方はサイドドリしてみることです(笑)
もしくは、車を直線で50キロぐらいで走らせているときにクラッチ踏んでサイドを思いっきりガツン!と引いてみることです。
リアタイヤがザザザーって滑り、車が止まるようでしたら利いてます。
操作方法
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①右手をステアの上を握り、左手はサイドブレーキを握り、左手の親指でサイドブレーキのロック解除を押し、スタンバった状態で2速で50~70キロぐらいで直進
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②ドリフトポイントまで加速したら、ブレーキを軽くちょんと踏み前荷重にする(←ここ重要)
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③すぐにステアを右に約90度ぐらい切り、クラッチを踏み車が曲がる方向に向いてから
サイドブレーキをガツン!と引く
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④リアが滑り出したら、すぐにカウンターを当てる
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⑤カウンターが当たったと思ったら、アクセルを開けドリフト状態に入る
理屈では簡単ですが、結構難しいんです(笑)僕は体で覚えるまで大変でした^^;
②~⑤まではほんの一瞬です(1~2秒ぐらい)
サイドドリフトのコツ
③について
車が曲がる方向に向いてからサイドです、曲がる前にサイドでは危険ですw
サイドを引いているときとカウンターを当てているときに、アクセルを煽って回転数をあげておきましょう。
④について
ここで失敗する方が多いと思います。失敗はカウンターが速いか遅いかのどちらかです。
リアが滑り出したらカウンターです。滑る感覚を腰に刻み込みましょう^^
ちなみに僕の場合、ヘアピンを約90度右に切った後、カウンターの切れ角は中心から左に約30度です。
カウンターの角度がどれ位が良いかは、車のスピードや履いているタイヤや曲がる角度によって変わってきますので
自分がココだ!というところを、何度も練習して身体に刻み込まなければなりません。
2速定常円旋回
定常円旋廻を2速で回りドリフトのコントロールを養いましょう
サイドドリフトができるようになってから、やったほうがよいかと思われます。
1速のときよりも大回りになり、もちろんスピードも増します。
その分、コントロールも難しくなるわけです。
操作方法
ドリフト状態にもちこむ「キッカケ作り」は3通りあるかと思われます。
- 1、上で書いたサイドドリフトから定常円に入る
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2、2速でぐるぐる回りながらパワースライドで定常円に入る
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3、静止状態から1速で定常円し、ドリフト中に2速に入れる
ここで一番やりやすいと思うのはやはり、①か②でしょう
自分のやりやすいやり方でトライしてみてください^^
ドリフト旋回中に、グリップしそうになった場合
●軽いテールスライドさせたい時→クラッチを蹴る
●大きくテールスライドさせたい時→円の中心方向へステアリングを切りパワースライドさせる。
もちろんその後のカウンターを忘れずに!
2速直ドリ
広い直線の道を振り返しでドリフトしながら進んでいく技です。卍を切るとも言います。
ドリフトが慣れ始めた頃は非常に難しい技だと思います。
直ドリしている最中は、スピード域(60~100km)も速くなり、徐々にスピード域が増していきますので、慣れないうちは結構怖いですw
操作方法
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①まず直線でドリフト状態に入らせる。
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②カウンターを入れ次の振替し地点を目指しアクセルをふみっぱなし
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③振替し地点まできたら、アクセルを軽く緩める(半分ぐらい)←ここ重要
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すぐにステアを逆の方向(ドリフトする方向)に切り、アクセルふみっぱで即座にカウンターを入れる
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④②と③を繰り返して直線をドリフトしながら進む
補足
●直ドリに入るときにサイドドリから入るとやりやすいと思います
●リアタイヤがグリップしてしまいそうな時は、サイドを使うかクラッチをバンッっと思い切り蹴飛ばしましょう
文章では簡単そうですが、はっきりいって難しいと思います^^;
始めは一度も振り返せない方もいると思います。できはじめてくると、2回、3回と徐々に振れるようになっていきます。
体で覚えるようになると、進みたい方向に自然にステアと足が動くようになります(笑)
良くある失敗例は、ここぞというところでアクセルを入れるところで、びびってアクセルぬいてスピンしてしまうというパターンです。
機械式LSDが入っていると、かなり安定しますよ。