最近では副業としてFXをしている人が増えてきているようですが、興味があるものの何からして
よいか分からなかったり、全く知識がない為そこから前に進めないという人も多くいるのではない
かと思います。
僕も1年前まではその中の一人でした。
現在の日本はこれ以上の経済成長も見込めず、バブル時代のように給与が右肩上がりに昇給するという
時代はとっくに終わり、少子高齢化で働く世代に増税が強いられ、その世代が老後になった時には
満足な社会保障が得られないという未来が待っているのではないかと思います。
物価は上がるばかりで消費税も今秋には10%になる予定ですから、益々自分で貯蓄する余裕はなくな
ってしまいます。
でも自分で貯蓄をしないと、間違いなく老後貧乏、老後破産が待っているだろうと思います。
給与がさほど昇給しないのに増税や物価が上がってしまうことで貯蓄もできないのであれば、
自ら何か副収入を得てでも自分の収入を増やさなくてはいけません。
副業といっても、会社の就業規則で禁止されている所も多くありますし、毎日時間に追われて
副業などする時間がない人も多くいると思います。
そうなると時間にとらわれず、副収入を得ることができないかインターネットで調べたところ、
一番人気だったのがFXでした。主婦の人でも家事の合間にスマホやパソコンで操作して、
月間100万円以上稼いでいる強者もいると知りFXなら僕でもできるのではないかと、
色々調べてみることにしました。
FXとは?
FXとはどういうものなのか。まずそこからのスタートでした。
よくニュースで「本日の円相場は1ドル118円10銭でした。」などと毎日のように耳にするかと思い
ます。
海外旅行に行かれた方なら身近に感じるかと思うのですが、ドル通貨の国へ旅行に行って日本円を
換金します。1ドルを換金するには上記のレートで118円10銭必要なので、1万円をドルに換金すると
日本円にした場合の価値が約8,467円ということになります。
単純に1,533円損した感覚になりますね。
この円相場は日々金額が変動しています。
何故変動するかはドルを買う人、ドルを売る人、この相互関係で上がったり、下がったりしながら、一定の方向へレートが動いています。
つまり一言で説明するならば、通貨と通貨の売買です。
取引の具体例
具体的に1ドル100円の時に購入して、1ドルが110円になった時に売却すると10円の利益に
なります。なんだたったの10円と思いますが、1ドル100円の時に1万円分購入して、
1ドルが110円の時に売却すると1000円の利益になり、10万円購入なら1万円、100万円
購入なら10万円の利益になります。多く資金を持っている人ほど、儲けの金額も大きくなります。
レバレッジとは?
FXの魅力は少ない資金で大きな投資ができるというメリットがあります。
「レバレッジ」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
手元にある資金以上のお金で投資することができ、大きな利益を得ることができます。
但しその逆で損が出た場合は、手元にある資金以上にマイナスになってしまう事もあるので注意
が必要です。
例にすると、1万円の資金にレバレッジを10倍にすることで、10万円の資金で投資するのと同じに
なります。1ドル10円の益が出ていれば1万円でも1万円の利益が得られ、資金が2万円になりますが、
逆に1ドル10円の損が出た場合は、1万円のマイナスで資金が0円になってしまいます。
FX業者によって多少異なりますが、現在は国内の多くのFX業者でレバレッジは最大25倍まで取引
が可能です。1万円の資金をレバレッジ25倍にして1ドル10円の利益が出ている場合は、1万円で
2万5千円の利益を得ることができます。逆に1ドル10円の損が出た場合は、2万5千円の損失で
口座残高はマイナス1万5千円となってしまいます。
通貨の種類で代表的な通貨は、やはりドル/円がオーソドックスですが、取り扱いをしている通貨は
他にも、ユーロ/円・ポンド/円・豪ドル/円・ニュージーランドドル/円・カナダドル/円・
トルコリラ/円と円絡みの通貨から、ユーロ/ドル・ポンド/ドル・豪ドル/ドル・
ニュージーランドドル/ドル・カナダドル/ドルといった
ドルストレートなど、多く取扱ってる所では約18通貨ほど取引できるFX業者があります。
どうやって利益を出すのか、どのタイミングで売買すればよいか等、初めて取引する人には分からない
ですし、いつ価値が上がるか、下がるかなど予測するのは難しいことです。
海外の情勢や、経済指標によっても左右されます。まずはチャートを見て分析し、予測できるように
なってから取引するのが望ましいのですが、身につくまではかなりの経験を積まないと常勝できる
トレーダーにはなれないようです。
そもそもチャートという言葉すら聞いたことがない人も多くいると思います。チャートとは時間軸と
価格をグラフ化したものです。グラフで最も取り入れられているのは「ローソク足」で表記した
チャートが一般的です。「ローソク足」の形で今どの方向に向かっているのかなど、相場の強弱や
方向性を読み取ることができます。
投資の社会で勝ち続けているトレーダーは全体の2割とも言われている、厳しい世界。
ギャンブルのように闇雲にトレードするのは破産すること間違いないでしょう。
ある程度チャートを読む力を付けてからFXに挑むことをお勧めします。
またFXの業者選びも自分の投資スタイルに合ったものを選ぶ事が望ましいでしょう。
次回はFXの業者選びについて触れていきたいと思っています。